介護の仕事というものは大変であるものの、そんなにたくさんの報酬を得られるわけでもなく、何も知らない人達の間ではやりがいがわからないといわれることがあります。
たしかに認知症を発症したお年寄りと毎日接し、失禁や暴力・徘徊等が日常茶飯事になっている人達の中にはやりがいを見いだせないケースも存在します。
また介助業務は自分のミスにより、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があります。
特に服薬介助は命に関わるものであるため、コツを押さえて絶対にミスを起こさないように行わなければなりません。
そのため責任が重いと感じてしまう人もいるようです。
※服薬介助の基礎知識やコツはこちらを参照。
こうした理由から介護の仕事から離れてしまう人はいます。
しかしそれは一部にしかすぎず、人と接するのが好きであったり世代を問わず人の世話をする事が好きで介護職に就いた人の大半は仕事を楽しんでいる事が判明済みです。
まず人生の大先輩であるお年寄り達と会話をしていれば、昔の日本の文化・出来事などについてリアルタイムで体感してきた人達の生の声を聞けます。
そういった意味では、日本古来の古き良き文化や歴史が大好きな人はお年寄りとの毎日の会話を特に楽しんでいると言われています。
また競争の厳しい世界では常に競合企業・店舗の動向を気にしたり、厳しい売り上げノルマを達成する事を気にしながらハラハラして仕事に臨まなければなりません。
一方、競争とは無縁な介護の現場には毎日ゆったりとした時間が流れており、人と競い合うのが嫌いな人は介護の現場にてある程度のんびり過ごせています。
その他、介護施設に預ける前は自ら介護を行っていた家族も少なくありません。
そのため家族は介護の大変さを理解しており、家族から心からの感謝の言葉を貰えることもあるでしょう。
自分が明確に社会に貢献できている事を実感しながら生きられる事もスタッフにとってモチベーションとなっています。
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